坐る文化研究所 主催/道具を語る会in埼玉 後援
「英国・木版画の世界展」
英国の絵本作家「ケイト・グリーナウェー」の本は、木口木版により1878年(明治11年)に最初の1冊が刷られた。今回は、その「アンダー・ザ・ウインドー」初版初刷本と「マリーゴールド・ガーデン」1885年(明治18年)の二冊の原書を展示。それに加え額装した複製を多数展示してビクトリア時代の田園郊外(ガーデンサバーブ)の世界を紹介する。
英国の絵本作家
「ケイト・グリーナウェー」
展示のご案内
日 時: | 平成20年5月7日(水)~平成20年6月7日(土) 午前 10:00~午後 4:00 日曜・祝日定休 |
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会 場: | 埼玉県川越市「岡田畳本店」たたみショールーム |
入場料: | 無料・予約不要 |
お問合せ: | 岡田本店 TEL 0492-22-2141 FAX 0492-24-7192 |
坐る文化講演会
『お尻の下の宇宙=世界一周すわる道具学の旅から』
日 時: | 平成20年6月1日(日)午後2時~5時まで 第1部『坐る文化研究所』山口昌伴所長による講演 第2部山口所長と大沢匠理事による対談 |
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会 場: | 埼玉県川越市「岡田畳本店」たたみショールーム |
入場料: | 入場料1000円。定員35人。要予約。 |
お問合せ: | 岡田本店 TEL 0492-22-2141 FAX 0492-24-7192 |
椅子座のライフスタイル
郊外住宅の「ライフスタイル」は、ビクトリア時代の英国・ロンドン郊外で生まれた。その時代の日本は、明治10年代(1877年~)。英国人建築家「ジョサイア・コンドル」が、東京大学の建築学科の前身であった工部省工学寮・造家学科に「お雇い外国人」として着任した時代である。大森貝塚を発見した米人動物学者E・モース、草津温泉の独人医師E・ベルツ…など多数の外国人学者が交通の整備されていない時代、はるばる大陸を横断し、大海を越えて来日した。しかし彼らの多くは、日本の文化を理解せずその任にあたっていた。モースや小泉八雲のように、日本文化を理解し世界に紹介した外国人はごく少数だった。
それから100年後、私たちは伝統的な住まいと和風文化を捨て去った。明治時代と比べると交通やメディアが発達しにもかかわらず、西洋型の生活文化をあまり理解せず日々くらしている。今回の企画展は、倫敦の郊外ハムステッドの「椅子に座る絵」を中心にして「坐る」を考えて見た。かつて江戸・東京には「縁台」があった。「縁台」が消えて「ベンチ」になった。さて、「縁台」と「ベンチ」の違いとは?
小江戸川越の畳屋さんがつくった「坐る文化研究所」による「椅子座」VS「床坐」をテーマした企画展です。(企画担当理事:新埜 好一)
『坐る文化研究所』のご案内
坐る文化研究所
所長:山口 昌伴(やまぐち まさとも)
<お問い合わせ・入会のご案内>
「坐る文化を楽しむ会」
正会員:入会金¥2,000-/年会費¥10,000
友の会:入会金¥200-/年会費¥1,000-
電話:049-222-2141
企画担当:新埜好一(にいのよしかず)まで