



2008年7月:畳表産地レポート『琉球畳編』vol.03
既に収穫間近。七島藺の成長はすごい。
苗の植え付けから、2ヶ月と少し。七島藺草はあっという間に成長し、収穫を待つばかりの長さになりました。その長さ約170センチ。大人の人間もすっぽりと隠れてしまう大きさです。い草の目の前に立つと、もう全く向こう側が見えなくなります。
田んぼの様子も、いかに上品に育つかが決め手だった通常の畳になる丸いに比べ、どれだけ元気いっぱいに伸びているかが良し悪しの決めてとでもいったように、奔放に育っています。
周囲には横倒れ防止の柵が回っていますが、これが取り外され、収穫される日も間近です。
こだわり国産畳表の生産者
大分県国東市安岐町
琉球畳表生産者 宇都宮 務 さん
大分県では初めての、地域特産物マイスター((財)日本特産農産物協会認定)の認定をもつ宇都宮さん。国東半島の風土が生み出す特産物として、琉球畳の原料である「七島い」の生産に励んでいます。
大分県国東市安岐町
琉球畳表問屋 合名会社 青木本店 青木 勝征さん
国東半島で生産された、琉球畳表を取り扱う現地問屋の青木さん。産地の農家と畳店をつなぐ大切な役割を担っています。その他、使われなくなった琉球畳用の織機を引き取り改修保存する活動や、琉球畳表の端材を有効活用して草履を生産するなど、琉球畳生産農家を支える立役者です。