



畳の使い始めと普段のお手入れ
畳をお使いになる前に
新しい畳表には生産工程での”泥染め”による染土(せんど)という粉状の粒子が付いています。よってお使いになる前には畳の目に沿って掃除機で掃除をして頂いた後、乾拭きにて軽く畳を拭きあげて下さい。
《泥染め》とは
畳表に使用されている草を”い草”と呼びます。このい草は刈り取り直後に粘土質の土(染土)を溶かした水の中へ浸します。これが泥染です。こうして染土を“い草”に付着させることにより、乾燥を早め、茎を保護して、変色を防止しています。また、均一の色上がりと独特の香りをもたらす為にも、一番大事な作業工程なのです。
普段の畳のお掃除
畳の目に沿って軽く掃除機をかけてください。雑巾をかけるときは必ず乾拭きで行います。濡れ雑巾だと黒ずむ場合があります。
また、昔から出がらしのお茶葉を撒き、ほうきで掃くのが一番ともいわれています。この場合は固く絞った出からしのお茶葉を使用して下さい。